うつ病

昨日、NHKスペシャル「うつ病」に関する番組を見た。目からうろこの新しい内容にびっくりした。うつ病とは免疫細胞による炎症が引き起こすものだそうだ。

実は私も大学生になって、うつ病になったことがある。しかし、今となってはこれが本当のうつ病だったか疑わしい。ただ悩んでいただけかもしれない。人生には哲学がなければならない。本を片っ端から読んだ。そして一冊の本に出合う。ヘルマン・ヘッセの「クヌルプ」だ。おそらく自分もクヌルプのような者なのだろうが、そんな生き方はこの社会ではできない。結局、表向きはこの社会に迎合しながら、一人になった時には「自分は放浪者のように自由を求めている」と思いながら生きている。私はそれ以来、孤独を恐れなくなった。

私は学生時代にいろんな経験をした。その中で自分を支えるのは「向上心」と「向学心」だと気づいた。大学院時代に3つの論文を書いた。それが論文誌に載った時はうれしかった。小さな成功の積み重ねが自分を構築していく。社会人になってもそれは変わらない。しかし、独りになると時々自分の中で「クヌルプ」が顔を出す。でも「クヌルプ」のような悲観的な放浪ではない。定住せず、初心に帰ることで、自分の「向上心」を呼び覚ますのだ。

しかし、今回の番組のように、ストレスで免疫が過剰に反応して炎症を起こしてうつ病になるということになると、どうも違和感が残る。今の時代、多くの人が強いストレスを抱えている。そしてうつ病が蔓延し、薬や電気や磁気で治療している。まあこれは本当なのだろうが、私のようなのはそういうものではないだろう。「生みの苦しみ」のようなものではないだろうか?外的要因からのストレスと自ら望んだ内的要因、それが決定的な違いではなかろうか?そして自分の生き方を見つけることによって,外的要因を排除すればいいのだ。私は悪い言い方をすれば、外的要因から逃げているのだ。そうやってうつ病にならないようにしている。中国にいるのも逃げているのかもしれない。

コメントを残す