2025年6月、MITメディアラボの研究チームが「Your Brain on ChatGPT」という調査を発表した。これは、AIが作成した回答をそのままコピペしているとき、人間の脳がどうなっているかを、実際に脳波を測って調べたものである。
実験では18歳から39歳までの被験者54人を「AIを使用せず自力で書く」「検索エンジンを利用する」「ChatGPTを利用する」の3つのグループに分け、4カ月にわたってエッセイを執筆してもらった。その際、執筆中の脳波を計測したり、エッセイを評価したり、参加者へのインタビューを実施したりした。
その結果、ChatGPTを使用したグループは言葉の意味を深く考えたり、自分の間違いに気付いて見直したりする脳の領域の活動が低下していることが分かった。さらに、情報を処理するために脳の異なる部分同士が連携し合う「脳の接続性(ネットワークのつながり)」の総量が、自力で書いたグループと比べて最大55%も低下。脳内の連携が半分近くにまで落ち込んでいたことも明らかになった。
本実験においてさらに注目すべきは、AIを使い続けたことが、その後の思考にも影響を与えるという点だ。最初のエッセイ執筆から4カ月後に、AIを利用していたグループにツールなしでエッセイの再執筆を求めたところ、脳の活動レベルは停滞したままであり、回復の兆候は見られなかった。
最近、中国の大学生に会った。彼は携帯にAIをインストールして、AI経由で日本語を話した。私の日本語も中国語に翻訳して理解していた。しかし、この大学生は英語も日本語も話せない。大学の勉強もAIでやっているようだ。このような人がどんどん出てくる世の中だ。これでいいのかと思う。おそらく問題がある。AIが間違っていてもそれを判断する知識もなく、独創性もなく、技術者としてやっていけるのだろうか?
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