黒死病

「2026年10月、ロシア・シベリアのイルクーツク州で、ペスト研究所に勤務していた女性の死亡が報じられた。一部報道は肺ペストの可能性を指摘しているが、ロシアの保健当局は「原因不明の肺炎」と説明し、研究業務で扱う病原体が原因だと示す証拠は見つかっていないとしている。10月5日時点で、肺ペストによる死亡が確定したとは言えない」

1347~1351年にヨーロッパを襲った大流行は、人類史上でも甚大な被害をもたらした感染症の一つである。欧州疾病予防管理センター(ECDC)の資料では、当時のヨーロッパ人口の約30~60%が死亡したと推計されている。当時のヨーロッパでは、貿易、戦争など人の交流が盛んだった。そしてネズミやノミは普通の存在だった。細菌やウイルス、抗生物質などの知識もなかった。人々はパニックになり、それが感染を広げてしまったようだ。今ではペストは怖い病気ではないが、その時の恐怖がペストに対する不安をあおる。

ウィルスは人を病気にするだけではない。菌もウィルスも我々の体の中にたくさんいる。それで病気になる人はいない。病気を引き起こするのは菌とウィルスの中の数%と言われている。ほとんどの菌とウィルスはヒトと共存しているというわけだ。きっとペスト菌だってなんかのために存在しているのだろう。

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