「高温耐性サクラマス種苗から4kgのサクラマスを育成することに成功したSmoltに、前述の規格外「あまおう」を餌として使ってもらうことになり、オリジナルブランド魚「あまおう桜鱒」の共同開発に至った。 規格外「あまおう」は液状にして、ペレットの餌にしみ込ませて与えているという。養殖の工程は手間も時間もかかるもので、川で育成してから海に放ち、再度川に戻してから出荷。約1年半もの期間を要する。 「できあがった『あまおう桜鱒』を何度も試食しましたが、臭みなどネガティブな要素がほとんどない。アトランティックサーモンなどと比較しても脂身が少なくさっぱりとした味わいで、ホテル関係者にも好評でした」

ノルウェーサーモンは養殖されている。その餌を作る会社がノルウェーにある。私はこの工場を見学したことがある。もっとも重要なことは餌の比重である。海の表面にあがると餌が食べられなくなり、底に沈むと腐って海を汚染してしまうからだ。そしてこのエサにはドイツから輸入した油が入っている。おそらくノルウェーサーモンの甘さはこのエサによって作られていると思われる。

全ての生物は栄養を外から取り入れている。それによって生物は独特の個性を持つ。こういうことは遺伝子の改変よりずっと良いことだ。将来人類もドッグフードのような理想的な食べ物を摂るようになるのかもしれない。

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