アメリカ独立250周年

「トランプ米大統領は3日、米国建国250周年を祝う行事の一環として、歴代大統‌領4人の顔が山肌に彫られた中西部サウスダ⁠コタ州の景勝地ラシュモア山を訪れる」

ずいぶん昔、ここに行ったことがあった。石英粉のメーカー「ミンテック」に行くために、デンバーから飛行機でラピッドシティ行きに乗った。チケットには席が書いてなかった。飛行機は小型機で20-30人乗りのプロペラ機だった。初老の女性キャビンアテンダントが体格を見て席を決めた。こんな飛行機は初めてだった。離陸するとすぐに乱気流によって機体が落ちた。地面が過ぎ下に見えるほどだった。それを何回か繰り返し、20分後くらいに機体は安定した。もう死ぬと思った。デンバーは山に囲まれた町で気流も激しいところだと聞いていたが….。

「ミンテック」にはレンタカーで行き、痩せた初老の男(CEO)に会った。そこには装置と言えるものはロータリーキルンくらいしかなく、質問するとワイオミングに工場があるという。この時は不思議に思った。

さてラッシュモアの話である。「ミンテック」のあと車でラッシュモア山に行く。山に4人の大統領の顔が彫られている。普通の山だったところにあれだけの顔を掘るのは大変だが、彼らはダイナマイトを使って掘った。工事で死んだ人はいなかったということだが、花崗岩に含まれるシリカによってほとんどの人が珪肺で亡くなった。

「ミンテック」の社長も肺がんだった。シリカは30~40年たって免疫系を狂わせて珪肺を起こし、肺がんになって死に至りしめる。2019年の統計では世界で1.3万人が珪肺で亡くなったそうだ。石英業界は半導体を支える重要な産業だが、今こそ声を上げ天然石英の採掘をやめるべきである。私はライフワークとして安い合成石英に変えるための努力をしている。そしてやり遂げなければならない。

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