今日で5月が終わる。いい天気である。昨日は3軒梯子をした。別に問題はないが、用心にカルシウム拮抗剤を飲む。今日は事務所にいる。新入社員の面接があるのと来客がある。
とある中国の石英会社が韓国に合成石英ガラスの見積もりを出してきたという。合成シリカ粉を酸水素溶融したものであったが、価格が45US$/kgと聞いてびっくりした。純度を見るとあまり良くはない。製法は有機シラン法だ。有機シランはTEOSであろうが、ポリシリコンの副生成物のSiCl4から作ったものだ。SiCl4はほぼただなのであろうが、エタノールを使わなければならないし、加水分解の時に大量のエタノールが出る。このエタノールを再利用するのは大変だから捨てるのだろうが、微生物処理をすれば金がかかる。中国の有機シラン法の合成シリカ粉は、石英ルツボ用としては全滅状態だ。気泡が解決できないでいる。そこで酸水素溶融インゴット用に切り替えているが、純度が足りていない。一般的な酸水素溶融天然石英インゴットの価格は、無気泡レベルで35US$/kgである。それから計算すると合成シリカ粉の価格を20US$/kgとすれば、インゴットのコストは40US$/kg程度となる。これを成形すれば45US$/kgは製造原価だ。ただ合成シリカ粉の純度からすると不良品であるため、5US$/kg程度で販売されている可能性がある。最近、合成シリカ粉から撤退した上場企業があり、こういうものが市場に流れている可能性も考えられる。
半導体はISOが厳しい分野である。こういうものが海外で使われることはないと思う。中国国内では使われるかもしれないが。
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