この件に関しては、詳しいことは書けないのだが、インターネットには出来た、出来たという記事が発表されている。しかしその実は….。大体ppbの微量分析など正確にできるのかという疑問がある。石英ガラスの分析は前処理という工程があり、その後でICP-MSなどで分析をするのだが、薬品にしても環境にしても十分だとは言えない。
中国では有機シラン法と水ガラス法が行われている。有機シラン法はTMOSかTEOSを使うが、安全性の面からTEOSが使用されている。驚くべきことにTMOSよりTEOSのほうが安いのである。しかし多くの場合、石英ルツボにした場合、黒点と気泡が発生している。それにより一社も実用化できていない。水ガラス法は気泡や黒点はないものの純度が悪い。6N(私はこういう言い方が好きではないが)程度である。私が指導しているところは7Nを達成しているが、中国で唯一である。
したがって、石英ルツボ用はMKCが標準となっているため、中国のものを使用出来ないでいるのだ。最近は合成シリカ粉の開発から撤退するところも出てきている。
私にすれば、有機シランからのほうが簡単だが、良い合成シリカ粉は水ガラス法しか作れないと考えている。ただこういうことを理解できるかどうかが問題である。
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