日本がドイツに抜かれて4位に落ちたのが2023年。インドに抜かれるのは時間の問題とされてきた。英国の日本逆転は4月見通しでは2029年とされていたが、2年前倒しとなった。
なぜ抜かれるのか。最大の理由は円安だ。ドル建ての名目GDPは、円が安くなればそれだけで目減りする。加えて、日本の実質成長率は低空飛行が続いている。IMFの予測は2026年、2027年とも0.7%にとどまる。
AIブームの追い風も受けきれていない。IMFは台湾の2026年成長率を10.7%と、4月見通しから5.5ポイントも引き上げた。韓国も3.3%を見込む。先端半導体を量産できる台湾と韓国が、AI関連ハードウエア貿易の62%を占めるためだという。
日本のゼロ金利政策は日本の景気の押上げには無意味だった。ゼロ金利によって金余りになったが、その金が製造業に回らず金融の中で回ってしまった。成長とは製造業が設備投資や研究開発に回ってこそ有効となる。日本を見てみると弱者救済にたくさんのお金が回っている。それは悪いことではないが、弱者を救済しても世界に対抗できないのだ。
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