さて

今週は明日から出張である。いい天気で寒暖の差が大きい。

「人生最初の1,000日を砂糖の少ない環境で過ごした人ほど、成人後のがんが少なかった。しかも用量依存の関係が見られたという報告がイギリスであった。がんの種類ごとに見ると、たとえば次のような差が報告されている。肝臓がんで0.31、前立腺がんで0.48、肺がんで0.59、直腸がんで0.60、乳がんで0.64——いずれも、幼少期に砂糖が少なかった群でリスクが低いというもの。さらに、生物学的な老化もゆるやかで、その一つの手がかりとして、白血球のテロメアが、わずかに長いことが示された」

これは統計の結果だから我々には実際どういう関係があるのか不明だが、あまりも大きな差にびっくりする。受精から1000日間の糖分の接種がガンや老化に関係するといまさら言われてもである。糖分は生きる上のエネルギー源である。約320万年前に現在のエチオピアに当たる地域で生きていた有名な化石「ルーシー」。研究者らはルーシーに近いヒト族が食事エネルギーの3分の2を自然界に存在する糖から得ていたと推定している。この点で、彼らは現代のチンパンジーと似ていた。チンパンジーは熟した果実を専門的に食べる動物に分類され、栄養の大半を熱帯林の果実に含まれる糖から得ている。これが人類の脳の進化を支えていた。だからどうだということではないけれど、この世界はトレードオフの関係がある。必要な栄養を摂りつつ摂りすぎないことが自分を守ることになるのかもしれない。

コメントをどうぞ