戦線拡大

サウジアラビアが、イエメンの親イラン武装組織フーシ派に対し、中国製の弾道ミサイルを初めて実戦で使用した可能性を示す痕跡が見つかった。事実と確認されれば、サウジアラビアがフーシ派との紛争で弾道ミサイルを使用した初の事例となる可能性がある。 イエメンで見つかったミサイルの残骸は中国製の東風15(DF-15)系の弾道ミサイルとみられると報じた。 DF-15Aは中国が開発した短距離の固体燃料弾道ミサイルで、射程は約965キロに達するとされる。 フーシ派の関係者とイエメン政府の当局者は、いずれもサウジアラビアがこのミサイルを発射したと主張している。米国は以前からサウジアラビアが中国製の弾道ミサイルを導入したと疑ってきたが、実際に運用したことを示す具体的な事例は少なかった。

米国とイランの衝突の余波で、ホルムズ海峡が数カ月にわたり事実上封鎖される一方、フーシ派は最近、域内の原油輸出の主要な通り道であるバブ・エル・マンデブ海峡周辺で影響力を強めてきた。 さらに先週には、サウジアラビアの主要な石油パイプラインがドローン攻撃を受け、稼働を停止する出来事も起きた。 今回の弾道ミサイルの使用は、フーシ派だけでなくイランにも向けた警告ではないかとの見方もある。DF-15Aの最大射程を考えると、サウジアラビアからイラン南部の沿岸部まで攻撃範囲に入る可能性があるためだ。

フーシ派はSNSに投稿した声明で、サウジアラビアがF-15戦闘機を投入し、過去24時間にイエメン西部を40回空爆したと主張した。 フーシ派はまた、イエメン北東部のマリブ州上空で、自ら製造した地対空ミサイルを使い、サウジアラビアのF-15戦闘機を撃墜したと主張した。

これが原油の供給に影響を与えるのは確実である。軍事ランキングはイランが16位でサウジが25位だから、サウジはアメリカの支援無しには戦えない。かつてサウジアラビア主導の連合軍は2015年から長期間にわたって大規模な空爆を実施したが、フーシ派は首都サヌアを含む北部・西部の支配を維持した、このことは戦争しても勝てないことを意味する。それにしてもアメリカがサウジの支援を断ったということはサウジにとってショックだろう。日本もアメリカを信じていいか、いやトランプを信じていいかを考える必要がある。

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