中国 太陽電池

2026年7月末時点で、中国の太陽光発電の設備容量(100%稼働時の発電能力)は12億8600万kW(キロワット)に達し、国内総設備容量の31.5%を占めた。同時期の石炭火力発電設備容量は12億8500万kWだった。

 太陽光発電の拡大は、太陽光パネルメーカーの疲弊の上に成り立っている面もある。太陽光パネル向けシリコン生産大手の通威股份は、26年1〜6月期の純損失が51億1900万元(約1190億円)に達し、前年同期の49億5500万元からさらに拡大した。大手パネルメーカーの隆基緑能も純損失が約36億8400万元に拡大した。需要を上回る過剰生産で値崩れを起こしていることが背景にある。  こうしたパネル価格低迷が新たな発電設備設置を促し、さらにパネルメーカー自らもメガソーラーの設置を進めてきた、この結果、売電価格が低下していることもあり、足元では太陽光発電設備の設置が一服する可能性もある。26年1〜6月期でみれば中国の新規太陽光発電設備の新設容量は前年同期比66%減の7207万kWと大幅に減少した。中国光伏行業協会は、26年通年の新規導入量を1億8000万〜2億4000万kWと予測しており、前年比24〜43%減となる見通しだ。年間ベースでの減少は19年以来初めてとなる。

「第15次五カ年計画:再生可能エネルギー開発」では、30年までに中国の再生可能エネルギー発電設備容量を約35億kW、年間発電量を約6兆kWhとする目標を掲げている。このうち、風力発電と太陽光発電の設備容量は28億kW以上となり、全国の総設備容量の50%以上を占める見込みだ。

中国は原料から製品までを一貫生産しているのが強みであるが、唯一のアキレス腱は石英ルツボ用の原料である。石英ルツボの内層にはIOTA-CGFあるいはNC4AFが使用されている。いずれも原石はアメリカである。アメリカが規制をかければ大打撃となる。今は半導体用石英ルツボ向けのIOTA-6しか規制していないが、それも迂回などを利用すれば入手可能である。

イラン戦争によって石油の価格が上がって、太陽電池への転換が進むと言われているが、どうなのだろう。昼しか発電できない太陽電池を昼にため込んで夜使うという技術も開発した方がいい。それも蓄電池を使わずに。

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