福岡県議会のドン

「日本で一番悪い男が、藏内勇夫だと言われている」。余裕の笑みで記者団に嘯いたかと思えば、急転直下、その男は辞職を表明した。高額海外視察やカツアゲ疑惑だけじゃない、「福岡県議会のドン」の黒い履歴を紐解く。 大分県玖珠郡九重町。高原に佇むヨーロッパ風のホテルが、藏内(くらうち)勇夫・福岡県議会議長(72)の「定宿」だ。高級ワインを舌の上で転がしながら、後輩議員に講釈を垂れる。 「どんなワインを選ぶかで、議員の格がわかるんだよ」  傍らに並ぶのは、自民党福岡県議団の側近たち。藏内氏を筆頭に、原口剣生、松尾統章、松本國寛、中尾正幸(現在は辞職)の各氏は同県議団の「5人組」と呼ばれ、県政を意のままに操っていた。しかし、「王国」は主を失い、崩壊しようとしている――。  地元記者が解説する。 「藏内氏失脚の端緒は、議員らによる高額の海外視察問題でした。藏内氏も参加した欧州視察で1泊16万9000円のホテルに泊まるなど、ここ数年で2億円以上が投入されていたのです」

晩節を汚すという話ではない。根っからの悪人である。政治家は金に汚くてはいけない、なにせ国民の税金によって報酬が払われているからだ。議員は権力を自分のために使ってはならない。私の父も議員だった。お金持ちと言われていたが、亡くなった時の銀行預金は300万円だった。それは全額母の特老の費用に使った。私は逆に子供に残す貯金がある。でもそれは自分で稼いだお金である。会社が苦しい時には自分の預金から用立てている。お金にキレイも汚いもないというが、その使い方に品性が現れる。こういう品性のない議員を選んだ福岡県民の品性も疑われてしまう話である。

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