中国では今、水ガラス法からの合成シリカ粉をプラズマ溶融する企業が増えてきた。私が水ガラスから合成シリカ粉を作ろうと思ったのは1998年頃だった。水ガラスからは高純度はできないと言われていた時代だった。水ガラスからコロイダルシリカは以前より製造されていたが、純度はそれほど良くなかったからだ。これをゲル化させて酸処理することで高純度化ができることを発見したことが大きかった。でも時代が早かった。再度私が実験を再開したのは、私の特許が切れた20年後だった。またそれから5,6年たってこの方法が見直されてきた。私は合成シリカ粉から作った合成石英ガラスを融合合成石英ガラスと呼んでいる。天然と合成の中間で、合成粉を天然の溶融法を使うことをそう表現した。
このプロセスはまだまだやることが多い。近々イオン交換法より安く大量にできる新しい方法をテストする。また焼成をしないで溶融する方法も考えている。
でもまあうれしいことである。私が若い時に開発技術は今でも使われている。低α線フィラー材や透明層を持つルツボなどなど、今でもそれに代わる技術はない。技術者冥利につきる。石英ガラスをやってよかったと思っている。
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