錦州市

今年の年末に錦州市に行くことにした。杭州⇔瀋陽便を利用する。瀋陽⇔錦州は高鐵だ。今から23年前のこと、錦州新世紀石英に石英ルツボの溶融装置用の不透明石英遮熱板を買いに行ったのが初めての錦州訪問だった。その時は日本から瀋陽に来て、車で迎えに来てもらった。董事長の張は私より少し若い。錦州市は石英のメッカと呼ばれるくらいに中国では有名だ。ここには国有企業の錦州155工場があって、かつて東芝セラミックスが小型石英ルツボ溶融機を輸出したことがあった。たしか12インチであった。今から40年近く前のことだ。

それ以来、張とは長い付き合いになった。私は20年前に中国杭州に来た。ほどなくして太陽電池バブルが来た。ヨーロッパの需要が飛躍的に増えたからだ。その時、様々な材料が足りなくなった。石英原料も、黒鉛も、シリコンも。張はシリコンの精製に乗り出した。その当時いろんな会社が手を出したイオンビーム方式である。彼はこの時、地方政府から多額の補助金を得た。張は出来たと様々な報告を行ったが、本当はできていなかった。地方政府は怒り、補助金を私的流用したとして逮捕した。経理をしていた奥さんも逮捕された。それから10年以上たったが、刑務所を出ていない。数年前にもう出所すると言われたのだが出なかった。今は彼の弟がやっている。

今回は合成シリカ粉の溶融についての協力関係を構築するために行く。実は今から22年前、彼のところで合成シリカ粉の連続電気溶融をしたことがあった。出来は良かった。月に1台で20トンを管や板にできるのはコスト的に魅力的だ。OHも低いため、拡散部材にもできる。

実は中国で初めての酸水素溶融をしたのもこの会社だ。私が導入した。さらにここではプラズマ―酸水素バーナーの量産をしており、大型の高品質のインゴットも生産できる。そういう意味で私には非常に興味があるのである。

コメントを残す