大阪大学免疫学フロンティア研究センター招聘教授の宮坂昌之さんが指摘するのは、米ニューヨーク工科大学の研究者らが3月末、「BCGワクチンが新型コロナに対する防御を与えているのかもしれない」と結論づけた論文についてだ。
各国の新型コロナの感染者数や死者数の人口比と、BCGワクチンの接種状況を調べたところ、感染率や死亡率は、接種していないイタリアやベルギー、米国などで接種している国々よりも統計学的に有意に高かったとしている。
新型コロナの感染や致死率とBCGワクチン接種の関連を継続的にフォローしている宮坂さんは言う。
「人口100万人あたりの死者数でみれば、よりクリアに相関が浮かびます」
人口100万人あたりの死者数は、集団接種を行ったことがない米国が227人、イタリアが490人。過去に広く接種していたものの現在はしていないフランスは396人、スペインは553人。一方、BCGを広く接種している中国は3.2人、韓国が5.0人、日本は4.4人。台湾に至っては0.3人にとどまる(いずれも5月7日現在)。台湾とスペインでは1800倍超の差がある計算だ。
BCGワクチンの接種の有無によって死亡率にケタ違いの差が出ており、宮坂さんによると、この傾向は検査数が増えるにつれ、より明らかになってきたという。偶然の一致では片付けられない──。そう思わせるデータだ。
BCGは、結核菌を弱毒化させた生ワクチンだ。細い9本の針痕が腕に残る「はんこ注射」といえば、思い出す人も多いだろう。日本では、1943年にワクチンの結核予防効果が確認されて以降、接種が始まり、48年に結核予防接種が法制化された。現在は全ての乳幼児が接種対象だ。
ワクチン種にもよるが、50-60年効果が持続するというデータがある。とすれば70歳以上は免疫力が弱い可能性がある。我々は小学校の時に受けた記憶がある。ツベルクリン反応が出るとOKだったような。資料によるとツベルクリン反応が先で、陰性の人にBCGをうったとありましたが、我々の時はBCGが先で、ツベルクリン反応が陰性の人は翌年もう一回だったような気がします。ということで二か所注射跡がある人もいたような。
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